国際刑事裁判所(ICC)と日本 [はてな版]

人間の安全保障の発展に貢献する日本と世界の道筋と行く末を見つめます。

世界での動き

【侵略犯罪】 ボツワナ、ドイツの2か国がローマ規程改正第8条と侵略犯罪の改正条項に批准(ASP)

プレスリリース: 2013/06/10 ボツワナ、ドイツの2か国がローマ規程改正第8条と侵略犯罪の改正条項に批准 ICC-ASP-20130610-PR916 締約国会議(ASP)議長のエストニアのティーナ・インテルマン(Tiina Intelmann)大使は、侵略犯罪に関する改正条項、及び…

【リヒテンシュタイン】侵略犯罪に関する改正ICC規程を批准した初の締約国に

リヒテンシュタイン、改正ICC規程の侵略犯罪条項の最初の批准国に 特定兵器使用禁止条項〔ベルギー提案)にも批准 PGA(地球規模問題に取組む議員連盟)国際本部より以下の発表がありました。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/liechtenstein/image/map.gif…

【米国】ブッシュ大統領、最後の記者会見でICCに言及(2009.01.12)

AFPによれば12日、米国のブッシュ大統領は、20日のオバマ新大統領就任を控えた最後の記者会見で初めて、ICCに対して肯定的ともとれる発言をしたようです。この皮肉交じりの発言は果たして、「国際刑事裁判所(ICC)に加盟すべきだった」という敗戦の弁なので…

【国連】ICCが総会で第4回定例報告を行う(2008.08.22)

国際NGO連合CICCによると、国際刑事裁判所(ICC)が第63回国連総会に対し4回目となる定例年次報告を行っていたことがわかりました。この報告は国連とICCとの協定に基づいて行われるもので、総会の場において事務総長がその要約を読み上げます。 以下は、国連…

【ハーグ】南ア選出の判事が国連高等弁務官就任のため辞任(2008.07.30)

ICC-CPI書記局の発表によると、南アフリカ選出のナヴァネセム・ピッライ(Navanethem PILLAY)判事(写真)が辞意を表明されました。ピッライ判事の辞任は、国連の潘基文事務総長により、国連人権高等弁務官への就任を正式に要請され、これを国連総会が承認…

【米国】ブッシュ大統領がICC加盟14カ国への支援停止を1年間解除

米ブッシュ大統領、BIA締結拒否14カ国に対する制裁措置を1年間解除 国際NGO連合CICC及びAFP通信によると、ホワイトハウスは20日、米国民に対する免責を約束する協定であるBIA(※解説)の締結を拒否するアジア、ラテンアメリカ、中東、アフリカにまたがる…

【オーストラリア】活動家らが前首相の訴追書類を国際刑事裁判所に送付

(シドニー 3日)AFP通信によると、最近政権交代を実現したばかりのオーストラリアでは、弁護士、学者、政治家から構成される一部活動家のグループにより「ハワード前首相を戦争犯罪で訴追する構え」が表面化しているそうです。オーストラリア放送協会(A…

【ハーグ】斎賀判事を含む3判事が正式にICC判事に就任(2008.1.17)

宣誓就任式典に臨んだ3判事─右から、斎賀判事、ンセレーコ判事、コッテ判事(写真提供:ICC-CPI) 国際刑事裁判所判事3名が宣誓就任。斎賀氏は予審裁判部への配属が決定 (ハーグ 17日) ICC事務局のプレスリリースによれば国際刑事裁判所(ICC)では17日、…

【ハーグ】シエラレオネ国際戦犯法廷がテーラー被告の公判を再開(2008.01.07)

シエラレオネ国際戦犯法廷がICC施設内でテーラー被告の公判を再開 (ハーグ 7日)トラックバック先の記事にあるとおり、国際刑事裁判所(ICC)は、国連とシエラレオネ政府が共同で設置した「シエラレオネ特別戦犯法廷」に収監されていたリベリアのチャールズ…

【トルコ】国際刑事裁判所への加盟を無期延期(2008.01.05)

トルコ政府が国際刑事裁判所への加盟の無期延期を決定 (アンカラ 5日)トルコのWEBニュース紙「TODAY'S ZAMAN」が伝えたところによると、トルコ政府首脳は先週行われた閣僚級会合で、テロ対策を妨げる恐れがあるとして国際刑事裁判所(ICC)への批准を無期延…

【韓国】議会が人道犯罪処罰の為の施行法を制定(2007.11.23)

(ニューヨーク 30日)韓国議会が23日、国際刑事裁判所(ICC)に関する国内処罰法を制定していたことが、現地で入手した情報でわかりました。日本では殆ど報じられていませんでしたが、韓国系のYONHAPニュースだけが唯一、国内でも報じていました。現地でも…

【国連】日本政府代表による加入書寄託の瞬間(2007.07.17)

2007年7月17日NY時間午後4時30分─日本、国際刑事裁判所規程に批准 (2007年7月17日 国連) - 日本は「国際司法の日」に国際刑事裁判所ローマ規程に批准した。 写真:右から、日本の大島賢三国連大使、国連のNicola Michel法務局長、Annebeth Rosenboon条約局…

【ハーグ】フランス選出の判事が辞意を表明(2007.05.08)

ICC-CPI書記局から8日付けで、フランス選出のクロード・ジョルダ判事が辞意を表明されたされたという衝撃的なニュースが届きました。ジョルダ判事は、コンゴ民主共和国の案件では裁判長として、ルバンガ被疑者に対する公判の開始を決めた人物でもあり、彼の辞…

【イエメン】議会がICC加盟承認を撤回。批准法も否決(2007.04.07)

先月、国際社会に吉報をもたらしたばかりのイエメンから、大変残念なニュースが届きました。 8日付けのイエメン・タイムズによると、イエメン議会は、7日(土曜日)、先月23日に承認した国際刑事裁判所ローマ規程への批准を撤回し、さらに批准のための手続き…

【イエメン】議会がICC加盟を承認してローマ規程を批准(2007.03.23)

スリランカの同志から朗報が届きました。 24日付けのイエメン国営通信SABAによると、イエメン議会は土曜日、国際刑事裁判所(ICC)の設立条約であるローマ規程への加入を承認。同規程への批准を正式に決定したそうです。 国際NGO連合(CICC)の国別情報に…

【インドネシア】一般法廷で軍人裁く軍事犯罪法制定へ

(会議が行われたインドネシア国会議事堂前) (ジャカルタ 10日)現地ジャカルタのホテルで無料配布される「じゃかるた新聞」という日本語新聞に、昨日インドネシア国会の下院本会議場で人権法務省政府代表から直接聞いた話のことについて具体的に書かれて…

【国連】侵略の罪に関する特別会合で協議に進展あり(2007.02.01)

2007年1月29日~2月1日の期間でニューヨークの国連本部で開かれていた第五回締約国会議(ASP)の再開協議が閉幕しました。今回の会議は、2006年11月に開催された第五回ASPで、侵略の罪に関する審議を行うアジェンダを完了できなかったため、同会議で再開協議…

【バングラデシュ】大統領が非常事態を宣言、人民は人権上の危機に直面

大統領が非常事態を宣言、人権、言動の自由損失の危機に 強制失踪禁止条約に関する問い合わせに答えてくれたベルギー在住のバングラデシュ人の同志から、本国の危機的な状況について報告がありました。 メーリングリストに寄せられた内容によると、同国のイ…

【米国】民主党大統領選候補がICCの支持を言明

米民主党のエドワーズ候補、国際刑事裁判所への支持を言明 米国のNGO連合(AMICC)の同志から朗報が入りました。昨年12月28日付けでAP通信が伝えたところによると、2008年大統領選の民主党候補の1人であるジョン・エドワーズ(John Edwards)元上院議員が、…

【ハーグ】アイルランド選出の判事が辞任(2006.12.11)

ICC-CPI書記局から11日付けで、アイルランド選出のモーリーン・クラーク判事が判事を辞任されたという非常に残念な発表がありました。クラーク判事の辞任は、発足間もないICCにとっては痛手となりますが、発表内容を見る限り止むを得ない事情のようなので致…

【クウェート】神学校生徒の無差別殺戮でパキスタン政府の訴追を検討

中東アラブのICC非締約国であるクウェートから、パキスタン政府をICCに訴追する話が持ち上がっています。以下は記事の要約です。 4日付けのクウェート発アラブニュース(サウジアラビア)によると、国際イスラム人権委員会(International Islamic Co…

【国連】ICCのキルシュ裁判所長、国連総会で年次報告を発表

国際刑事裁判所のキルシュ裁判所長、国連総会で2回目の年次報告を発表 国際刑事裁判所(ICC)のフィリップ・キルシュ裁判所長は9日、ニューヨークの国連本部で行われた国連総会で、2005年~2006年度におけるICCの活動に関する二回目の年次報告を行った。以下…

【ハーグ】国際赤十字、国際刑事裁判所の拘置施設を初視察(2006.06.29)

国際赤十字委員会、ICCの拘置センターを初訪問 ジュネーブ条約で唯一、条文に名が記載されている国際的に認められた独立中立組織ICRC(国際赤十字委員会)は29日、同機関としては初めて、国際刑事裁判所(ICC)の収容施設の視察を行いました。グ…

【ハーグ】現役ASP議長が母国外相に就任(2006.05.09)

国際刑事裁判所ASP議長、母国コスタリカの外務大臣に就任 国際刑事裁判所の締約国会議=ASP(解説)の現議長を務めるコスタリカのブルーノ・ウガルテ氏は2006年5月8日、母国コスタリカの外務大臣に就任した。ウガルテ氏は2002年以降、コスタリカ国連代…

【ハーグ】ICCとEU、協力支援協定に調印(2006.04.10)

国際刑事裁判所と欧州連合が支援協力協定に調印 国際刑事裁判所(ICC)と欧州連合(EU)は2006年4月10日、「協力と支援に関する協定」を締結。その調印式がルクセンブルグで行われ、ICC側からは同裁判所所長のフィリップ・キルシュ判事が、EU側から…

【シエラレオネ】ICCに裁判場所提供を要請?(2006.03.30)

国連のシエラレオネ特別戦犯法廷がICCに裁判所貸与を要請? *リベリアのテーラー元大統領を収監しているシエラレオネ特別法廷はこのたび、国際刑事裁判所およびオランダ政府に対し、フリータウンで元大統領の裁判を実施するのは安全面で問題があるとし、…

【ハーグ】ICTYのミロシェビッチ被告死去の影響(2006.03.13)

裁判打ち切りと予算縮小の関連性─そして日本の批准促進の可能性 昨日11日未明、旧ユーゴ国際戦犯法廷(ICTY:International Criminal Tribunal for former Yugoslavia)の拘置所で戦犯容疑で公判中だったミロシェビッチ元セルビア大統領が死去されたニュース…

【続報】フィリピン:現地同志から返信!─訳文(2006.02.27)

お待たせしました。現地フィリピンのCICC関係者から貰った返信の訳文です。 新聞で報道されないフィリピンの生の現状が伝われるかと思います。 以下がその訳文です。 ○○さんへ 心配してくれて本当にありがとう。こちらの状況はかなり緊迫しています。 フィリ…

【続報】フィリピン:現地同志から返信!─原文(2006.02.27)

現地フィリピンのCICC関係者からやっと返信が来ました! しかも一番連絡がとりたかった人物からです。 とにかく無事が確認できてよかった!! 以下、まずは原文です。 やはり大本営発表と真実はだいぶ異なるようです。しかし、これほどとは…。 Dear XXXXX…

【続報】フィリピン:しびれを切らして各地同志に打診(2006.02.28更新)

「24時間が勝負」と言い残した現地の同志の声もむなしく、結局事態は週末にも収束せず、依然フィリピンは緊迫した状態にあります。戒厳令にも等しい非常事態宣言はもちろん解除されておらず、軍の分裂は内外に明らかになり、アロヨ大統領の指導力を疑問視…