国際刑事裁判所(ICC)と日本 [はてな版]

人間の安全保障の発展に貢献する日本と世界の道筋と行く末を見つめます。

2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

声明:国際刑事裁判所(ICC)設立条約発効4周年を記念して(2006.07.01)

国際刑事裁判所設立条約発効4周年を記念した新たなる誓い 2006年7月1日、国際刑事裁判所(ICC)設立条約が発効してから4年を閲することになる。この間、ICCは、100カ国の締約国によって支えられ、裁判官・検察官の陣容を整え、いまや3件に…

国連:安保理、武力紛争時の文民保護義務に関する公開協議を実施

国際NGO連合(CICC)の法務担当者から速報が届きました。 現地時間の28日、国連の安全保障理事会にて、武力紛争時における文民の保護義務について公開協議が行われるとのことです。協議はヤン・イゲーラン国連人道担当事務次長のブリーフィングが行われた後…

【総括】日本がこれまでICC条約に批准できなかった理由

以下は、ブログ周回をしていたときに見つけたある記事(TB先参照)に対する私のコメントに頂いた、サイトオーナーの問いかけをきっかけに、私個人が書き上げたレスなのですが、長大になってしまったためコメントとして返信できなかったので、こちらに転載す…

お知らせ:gooにミラーブログサイトを設置しました(2006.06.14)

当ブログ「国際刑事裁判所と日本」のミラーサイトが誕生 当ブログ「国際刑事裁判所と日本」のミラーサイトとして、NTTレゾナントが経営するポータルサービスgooのブログサービスで「国際刑事裁判所と日本(MIRROR)」のタイトルで新たにブログを設置しまし…

【資料】国際刑事裁判所(ICC)早期批准を求める要望書(2006.06.07提出)

以下は、2006年6月7日付けで政府各省庁代表宛てに共同提出された、自民党と公明党の有志による国際刑事裁判所(ICC)への早期批准を求める要望書(提言)の全文です。 日本が国際刑事裁判所に早期(2007年度を目指して)加入することを求める提言2006…

【速報】自公、議連決議に基づき国際刑事裁判所の早期批准を求める要望書を提出

写真:上から順に、谷垣財務大臣、長勢内閣官房副長官、杉浦法務大臣、麻生外務大臣、額賀防衛庁長官の5省庁の各代表に要望書を手渡す各党代表たち。 二カ月前の4月14日の設立総会で議連を結成して以来、国際刑事裁判所(ICC)設立条約への早期批准を…

【語録】現役政治家の言葉(1)─民主党参議院議員

法の支配の確立は世界の安定と日本の安全保障に直結する 人道上許しがたい罪の不処罰を許さない枠組みをしっかりさせることは、 国境を越えて法の支配を確立し、ひいては国際の安定、 わが国の安全保障に直結することは当然だ。 民主党参議院議員 犬塚直史氏…

【ウガンダ】インターポールが初のICC国際手配書を発行(2006.06.01)

国際刑事裁判所への協力でICPOが初の国際手配書(赤)を発行 ハーグ(ICC-CPI)からの発表によると、パリに本部を置くICPO(国際刑事警察機構=インターポール)は1日、ICC検察局の要請を受け、ウガンダにおける人権侵害行為を指揮しているとさ…

【語録】NGO専門家の言葉(1)─アムネスティ国際本部次席法律顧問

和解は強制されるものではない Reconciliation can solve problems. However, it cannot be forced. 和解は問題を解決しうるが、強制されるものではない。 アムネスティ・インターナショナル 国際刑事司法プロジェクト次席法律顧問 ジョナサン・オドノヒュー…

報告:アムネスティ東大シンポ参加報告(所感)

アムネスティ日本東大シンポジウムに参加して(所感) 全体的な印象として、H.S.(Human Security=人間の安全保障※)実現のためのICCに求められる役割についての議論は不十分であったように感じました。しかしスピーカーたちが図らずながらも明らかにしたよ…