アムネスティ日本東大シンポジウムに参加して(所感)
全体的な印象として、H.S.(Human Security=人間の安全保障※)実現のためのICCに求められる役割についての議論は不十分であったように感じました。しかしスピーカーたちが図らずながらも明らかにしたように、まだ相互間の理解が足りない部分もあり、懐疑的な面も残っている段階で、全面的に協働するために何が必要かという考え方は、まだ生成すらされていないのではないのか、という印象も持ちました。つまり、H.S.とICCの融合はまだまだ生まれたばかりの着想で、相互に補う点についてもハッキリしてないうちは、相互にどのような役割を求めてよいのかすら、よくわかっていないのではないしょうか。
いずれにせよ、H.S.とICCの協働のポテンシャルを垣間見ることができただけでも、私にとっては価値ある対談でした。まだ途上にあるH.S.とICCの融合のプロセスのありのままの姿は、こんなものなのでしょう。
それぞれの分野の第一人者といえる方々の忌憚のない議論により、より正しく現状を把握できたことが、私にはなによりの収穫でした。
個人ブログ「tarou's room」の記事『Human Security & International Criminal Court』へのコメント投稿に一部加筆いずれにせよ、H.S.とICCの協働のポテンシャルを垣間見ることができただけでも、私にとっては価値ある対談でした。まだ途上にあるH.S.とICCの融合のプロセスのありのままの姿は、こんなものなのでしょう。
それぞれの分野の第一人者といえる方々の忌憚のない議論により、より正しく現状を把握できたことが、私にはなによりの収穫でした。
(※)参考:人間の安全保障とは(外務省解説資料集)