国際刑事裁判所(ICC)と日本 [はてな版]

人間の安全保障の発展に貢献する日本と世界の道筋と行く末を見つめます。

2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【英文】「非常事態宣言に関するフィリピン人権擁護者連合の声明文」(2006.02.24)

No To Proclamation 1017 February 24, 2005 It is ironic that as we commemorated the 20th anniversary of the People Power Revolt that ended the tyranny of Ferdinand Marcos, the usurper at Malacanang chose to declare a state of national emerg…

【続報】フィリピン:現地同志から返信!─原文(2006.02.27)

現地フィリピンのCICC関係者からやっと返信が来ました! しかも一番連絡がとりたかった人物からです。 とにかく無事が確認できてよかった!! 以下、まずは原文です。 やはり大本営発表と真実はだいぶ異なるようです。しかし、これほどとは…。 Dear XXXXX…

【続報】フィリピン:しびれを切らして各地同志に打診(2006.02.28更新)

「24時間が勝負」と言い残した現地の同志の声もむなしく、結局事態は週末にも収束せず、依然フィリピンは緊迫した状態にあります。戒厳令にも等しい非常事態宣言はもちろん解除されておらず、軍の分裂は内外に明らかになり、アロヨ大統領の指導力を疑問視…

【資料】マニフェスト掲載各党によるICCへの取組み実態リンク集(2007.04.14更新)

以下は、マニフェストに「ICC批准」を掲げた3党(民主・公明・共産)が公式サイトで公開しているICCへの取り組みを示すと思われる記事へのリンク集です。各サイトで著作権表示が明示されている以上、ブログでの全文掲載はできませんので、公式公開さ…

【速報】フィリピン:事実上の「戒厳令」状態(2006.02.27更新)

事実上の「戒厳令」下にあるフィリピン市民(同志からの報告) 国内でもこの件について続々と続報が入ってきていますが、メーリングリストを介して現地マニラ中心地の法律事務所で働く同志とつい先ほど(3:03 pm)連絡がとれたので現地の生の情報を皆さんに…

旧ユーゴ:ボスニア戦犯のムラディッチ容疑者、拘束との報道あり

旧ユーゴ戦犯、追い詰められる(AP経由米ワシントンタイムズ) 2006年2月22日 国際刑事裁判所(ICC)の歩みの原点ともなった、国連の設置した特別裁判所である旧ユーゴ国際刑事裁判所(ICTY)に関して、早期解決の光明が見えるニュースが飛び込んでき…

【速報】ICCアジア地域専門家会議を中国で開催!(2006.03.21~03.22)

武漢で中国初のICCアジア地域専門家会議を開催! 本日CICC本部(ニューヨーク)から緊急連絡があり、3月中旬に中国湖北省の武漢(ウーハン)で開催予定の「ICCアジア地域専門家会議」にJNICCは出席できるのかどうか問いかけられました。期間…

【英文】米グアンタナモ収容所に関する国連報告書─勧告(2006.02.15)

B. Recommendations 95. Terrorism suspects should be detained in accordance with criminal procedure that respects the safeguards enshrined in relevant international law. Accordingly, the United States Government should either expeditiously …

【英文】米グアンタナモ収容所に関する国連報告書─結論(2006.02.15)

VII. CONCLUSIONS AND RECOMMENDATIONS A. Conclusions 83. International human rights law is applicable to the analysis of the situation of detainees in Guantanamo Bay. Indeed, human rights law applies at all times, even during situations of …

【資料】米グアンタナモ収容所に関する国連報告書─前書き(2006.02.15)

グアンタナモ米軍基地収容所における拘留者の待遇に関する国連人権委報告書 次の一連の投稿は、今年2006年2月15日に国連の人権委員会が経済社会理事会の第62回会合で提出した、キューバの米グアンタナモ基地軍収容所における抑留者の待遇に関する半…

リンク:米グアンタナモ基地収容所問題の経緯特集(2006.02.19)

英BBCによるグアンタナモ米軍基地収容所における捕虜待遇問題の経緯を綴った関連記事特集 経緯 2006年2月13日以前 (05年05月09日)「Soldier lifts lid on Guantanamo 'abuse' 」 (元米軍尋問担当者、収容所での虐待の実態を自著で明かす) (05年06月2…

【法令】人権・人道に関する諸条約一覧(2006.2.18更新)

重大な国際犯罪の防止と処罰に関する諸条約 ○拷問禁止条約 1999.06.29加入 拷問及び他の残虐な、非人道的な又は品位を傷つける取扱い又は刑罰に関する条約 ○拷問禁止条約選択議定書 条約未発効/加盟7ヵ国/未加盟 拷問及び他の残虐な、非人道的な又は品位を傷…

【法令】武力紛争に関する諸条約一覧(2006.2.20更新)

ハーグ条約 ○ハーグ陸戦条約 1911.11.06加入 陸戦の法規慣例に関する条約〔抄〕 ○ハーグ陸戦条約附属書 1911.11.06加入 条約附属書 陸戦の法規慣例に関する規則〔抄〕 ○ハーグ文化財保護条約 1954年署名/未加盟/今国会で承認申請予定(※) 1954年5月14日の武…

リンク:イラク・アブグレイブ刑務所問題関連(2006.02.17)

イラク・アブグレイブ刑務所における虐待問題に関する総合報道リンク集 初報 2006年2月15日~16日 〔海外〕 (15日)英BBC:「New Abu Ghraib images broadcast」 (アブグレイブ虐待の未公開写真を放映、豪テレビ局) (16日)英ガーディアン:「TV says…

政府、文化財の保護を定めるハーグ条約批准へ(2006.02.16.)

毎日新聞が今日伝えたところによると、政府は1956年発効の「武力紛争の際の文化財保護条約」(ハーグ条約)の承認案を今国会に提出する方針を固めたそうです。(毎日の記事) この条約は有事と平時の両方で文化財の保護を規定し攻撃や破壊行為を禁じる条…

解説「締約国会議(ASP)」とは(2010.06.20更新)

締約国会議(Assembly of State Parties: ASP) 締約国会議(ASP)とは、ICC設立に関する国際条約であるローマ規程に加盟する国家の集まりを指し、加盟107カ国のうち66カ国が原加盟国を務めるICCの最高意思決定機関です。現在は111カ国…

解説【概要】「ローマ規程」とは(2023.03.18更新)

国際刑事裁判所ローマ規程Rome Statute of the International Criminal Court 国際刑事裁判所に関するローマ規程(全条文)とは、ICC条約の通称で、正式名称は「国際刑事裁判所設立条約」といいます。ローマ規程は、1998年7月にローマにおける「国際刑事…

リンク:英国の軍隊法改正問題関連(2006.02.15)

英国の軍法改正の動きに関する総合報道リンク集 (初報)2006年1月30日 〔海外〕 (1月30日)英国防省:「Getting our Acts together」(陸海空三軍の指揮系統と法体系を一本化) 本ブログ 関連記事 (1月31日) (上)イギリス:軍隊法改正案の審議を昨年中に…

リンク:イラク駐留英軍による暴行事件関連(2006.02.22)

イラク駐留英軍によるイラク人少年暴行事件に関する総合報道リンク集 初報 2006年2月12日~13日 〔海外〕 (12日)英News of the World:「SHAMED BY 42 BRAINLESS BLOWS」 (祖国に恥をもたらした心無い42回の殴打) (12日)中国China Daily.com:「Britis…

リンク:米グアンタナモ基地収容所問題関連(2006.03.02更新)

グアンタナモ米軍基地収容所における捕虜待遇問題に関する総合報道リンク集 初報 2006年2月13日~14日 〔海外〕 (13日)米ロサンジェルスタイムズ:「U.N. Report Criticizes U.S. for Gitmo」 (グアンタナモ収容所の問題で米国を批判、国連報告書) (13…

アメリカ:グアンタナモ収容所での待遇は拷問に相当、国連報告書が指摘

グアンタナモ収容所の拘留者は「拷問を受けている」と国連報告書(英BBC) 2006年2月13日 13日付けの英BBCが伝えたところによると、キューバのグアンタナモ米軍収容所で行われている行為の一部は拷問あるいは国際法違反に相当すると認定する報告書を国…

解説「JNICC」「CICC」とは─その全容、構成と活動内容(07.01.01更新)

JNICCとは CICCの一員であるJNICC(国際刑事裁判所問題日本ネットワーク:Japanese Network for ICC)は、より実効性の高い国際刑事裁判を設立するために、市民ネットワークの立場から日本国内における国際刑事裁判所問題の情報収集、マスコミ…

【英国】英軍兵士暴行現場のスクープ映像、全世界に(2006.02.12)

新たな暴行疑惑の発覚で試練の時を迎える英軍法制度 今朝テレビのニュースで知りましたが、イラク駐留英軍兵士によるイラク人暴行の現場のビデオ映像を英大衆紙News of the World(以下、NoW紙)が入手し、その映像の写真が新聞に掲載されてイギリス全土…

第6回「自民党有志によるICC勉強会」を開催(2006.02.10)

第6回自民党ICC勉強会開催 昨年12月15日(火)に、ブルーノ・カターラICC書記官を招いて開かれた「第5回 自民党有志によるICC勉強会」の成功を受け、国際刑事裁判所問題日本ネットワーク(JNICC:本部東京)はこのモメンタムを活かして…