国際刑事裁判所(ICC)と日本 [はてな版]

人間の安全保障の発展に貢献する日本と世界の道筋と行く末を見つめます。

国際司法の発展

【ICC】国際刑事裁判所の新体制が全員女性体制で発足

国際刑事裁判所の新体制が全員女性体制で発足 2015年3月11日、国際刑事裁判所ICC裁判所長会議の新メンバーが正式に就任しました。 (ICC公式プレスリリース) 裁判所長にアルゼンチンのシルヴィア・フェルナンデス・デ・グルメンディ判事、 裁判所第一次長に…

情報:国連拷問禁止委員会での上田人権人道大使の発言をめぐる論考・報道・情報総合ポータルⅡ(※転載歓迎)

概要 - Overview - 2013年5月21日~22日の間、日弁連の代表団がスイス・ジュネーヴで行われた国連の第50回拷問禁止委員会(Committee Against Torture:CAT)に出席した。その代表団の一人、小池振一郎弁護士が、委員会で行われた日本政府代表団団長の上田秀…

情報:国連拷問禁止委員会での上田人権人道大使の発言をめぐる論考・報道・情報総合ポータルⅠ(※転載歓迎)

概要 - Overview - 2013年5月21日~22日の間、日弁連の代表団がスイス・ジュネーヴで行われた国連の第50回拷問禁止委員会(Committee Against Torture:CAT)に出席した。その代表団の一人、小池振一郎弁護士が、委員会で行われた日本政府代表団団長の上田秀…

アメリカ:最高裁が国際司法裁に対する「国内優越」を明示

時事通信から大変残念かつ憂慮すべきニュースが入ってきました。 時事は記事が短期間で更新・削除されるので全文を以下、スクラップしておきます。 国際司法裁に従う必要なし=「国内優越」を明示-米最高裁 【ワシントン26日時事】米連邦最高裁は25日、…

カンボジア:特別法廷が旧ポル・ポト派幹部4名を起訴

日本から外務省の野口元郎検事が判事として参加している(「ICC語録」でも紹介)カンボジアの特別法廷(ECCC)において、被告として裁かれる見通しの立った旧ポル・ポト派の主要な幹部の一覧が明らかにされました。Yahoo!ブログの新機能により、上記記事のリ…

インドネシア:最高裁がアジア有力誌に名誉毀損で賠償金支払を命令

以前、犬塚議員を取材したRSF(国境なき記者団)の、ミシェール・テマン(Michel Teman)氏より、以下の記事が届きました。これは、国際司法の“発展”よりは“後退”を示す記事なのですが、これが世界の現状なのでそのままお伝えします。まずは原文を転載し、要…

旧ユーゴ:ICTYで元セルビア兵が減刑による有罪判決

旧ユーゴ国際戦犯法廷が司法取引により被告を減刑 17日の国連ニュースが伝えたところによると、旧ユーゴスラビアにおける犯罪を裁くICTY(旧ユーゴ特別戦犯法廷)で、検察側との司法取引に応じた元セルビア軍兵士の被告がレイプ及び拷問等の容疑を認め、…

【訂正】(後編)国連の「強制失踪条約」にICCの記載なし

「ICC」報道に根拠なしの結論、報道各社に説明責任 ①国連公式サイト・チャンネル経由での確認 JNICCとしてはまず、同条約の草案を入手できないか様々な方法を試して探してみました。 ところが、国連事務局のドキュメンテーション・サービスの総会決…

【訂正】(前編)国連の「強制失踪条約」にICCの記載なし

国連総会が採択した「強制失踪条約」にICCの記載なしと確認 JNICC(国際刑事裁判所問題日本ネットワーク:東京)では22日、第61回国連総会にて採択された「強制失踪条約」について、国内の一連の報道において一様に国家による個人の拉致・拘束を…

【速報】国連の「強制失踪条約」が成立、20カ国の批准で発効へ

国連総会が「強制失踪条約」を採択、20カ国の批准で発効の運びへ 時事通信によると、国連総会では20日、国家による拉致を禁じる強制失踪条約が全会一致(※1)で採択され、成立した模様です。同条約は、国家による個人の拉致・拘束を「人道に対する罪」と明確…

アメリカ:軍事裁判所設置法に欠陥あり、米紙が異例の指摘

常にブッシュ政権寄りとされていた米ワシントンタイムズが、25日の記事で、先日上院軍事委員会で可決された「2006年改正軍事裁判所設置法」について、その欠陥を指摘する異例の社説を発表した。 記事によると、問題の法案には拘留者のhabeas corpus(人身保…

レバノン:紛争の両当事者の責任を公平に追求する姿勢の問題点

事実の錯誤を重ねる両者の見解 14日付けの中東紙アルジャジーラ英語版によると、レバノンの武装勢力ヒズボラは、同勢力による戦争犯罪を告発する国際人権保護団体アムネスティー・インターナショナル(本部:ロンドン)によるレポートを否定しました。同様…

速報:国連安保理の子ども兵に関する大使級会合での各国の発言(概要)

先月7月24日に国連安保理で行われた「子ども兵の問題に関する大使級会合」について、国際NGO連合(CICC)の法務担当者のワサーナから、各国代表の発言をまとめた資料が届きました。これも翻訳している余裕がいまはないので、とりあえず全文を英文で掲…

速報:国連安保理が24日に子ども兵に関する大使級会合を予定

国際NGO連合(CICC)の法務担当者のワサーナから、現地時間24日(月)に国連安保理で行われる予定の「子ども兵の問題に関する大使級会合」の案内が届きました。かいつまんで要約しますと、子ども兵に関する会合はこれまで1999年に開始されてから安…

(概要)国連安保理における武力紛争時の文民保護義務に関する公開協議

国際NGO連合(CICC)の法務担当者から安保理で行われた文民保護義務に関する公開協議に関する続報が届きました。実際は各国代表の発言が含まれる「詳細」の報告もあるのですが、全訳も要約もしてる時間がないので、まずは「概要」編から。 2006年6月28日、国…

国連:安保理、武力紛争時の文民保護義務に関する公開協議を実施

国際NGO連合(CICC)の法務担当者から速報が届きました。 現地時間の28日、国連の安全保障理事会にて、武力紛争時における文民の保護義務について公開協議が行われるとのことです。協議はヤン・イゲーラン国連人道担当事務次長のブリーフィングが行われた後…

旧ユーゴ:ボスニア戦犯のムラディッチ容疑者、拘束との報道あり

旧ユーゴ戦犯、追い詰められる(AP経由米ワシントンタイムズ) 2006年2月22日 国際刑事裁判所(ICC)の歩みの原点ともなった、国連の設置した特別裁判所である旧ユーゴ国際刑事裁判所(ICTY)に関して、早期解決の光明が見えるニュースが飛び込んでき…

アメリカ:グアンタナモ収容所での待遇は拷問に相当、国連報告書が指摘

グアンタナモ収容所の拘留者は「拷問を受けている」と国連報告書(英BBC) 2006年2月13日 13日付けの英BBCが伝えたところによると、キューバのグアンタナモ米軍収容所で行われている行為の一部は拷問あるいは国際法違反に相当すると認定する報告書を国…

アメリカ:グアンタナモ基地での軍事裁判を軍当局者が非難

捕虜弁護の米軍当局者、グアンタナモ基地の裁判を非難(ロイター) 2006年1月15日 キューバのグアンタナモ米軍基地には、アフガニスタンやイラクでテロに関わったとされる容疑者たちが収監されています。このグアンタナモでの拘留者(※)たちは、各国の人権…