国際刑事裁判所(ICC)と日本 [はてな版]

人間の安全保障の発展に貢献する日本と世界の道筋と行く末を見つめます。

#アジア情勢

【報道】2013年世界平和度指数で日本が6位にランクイン、前年度から後退

隣国との緊張悪化と軍事対応により低下する日本の平和度 2013年6月、本年度の世界平和度指数(GPI)が発表され。日本は1.293ポイントで162国中6位にランクインしました(英文プレスリリース)。GPIは、「戦争あるいは紛争の不在により達成される調和」を平和…

【速報】外務省がインドで初の国際刑事裁判所セミナーを共催

13日発出のプレスリリースによると、外務省はAALCO(アジア・アフリカ法律諮問委員会)と共催で、政府共催ではアジア初の国際刑事裁判所(ICC)に関する国際セミナーを開催します。 2007年10月に加盟して以来、政府はアジア地域での批准促進に尽力すると…

【オーストラリア】活動家らが前首相の訴追書類を国際刑事裁判所に送付

(シドニー 3日)AFP通信によると、最近政権交代を実現したばかりのオーストラリアでは、弁護士、学者、政治家から構成される一部活動家のグループにより「ハワード前首相を戦争犯罪で訴追する構え」が表面化しているそうです。オーストラリア放送協会(A…

コラム:(4)日本の採るべき選択は二者択一なのか(第二部)

実行計画まで練りあがったところで、「アフガン東京平和の再構築会議」を招集します。そして事前の外交上の根回しで、会議の意図がアフガンの平和再構築であり、アフガンに平和が定着していないことを自他共(アフガンと国際社会)にあらかじめ認めさせたう…

コラム:(3)日本の採るべき選択は二者択一なのか(第二部)

日本の能力の査定《7. 検証》 紛争において、日本の実際の外交能力というものは、これまで十分に発揮されてきたとはいえません。アジア各地において、停戦後のPKO派遣(東ティモール、ゴラン高原)や司法整備支援(カンボジア)、平和構築支援(スリランカ)…

コラム:(1)日本の採るべき選択は二者択一なのか(第二部)

以下は、10月下旬の段階まで作成していて途中で書くのを止めた「日本の採るべき選択は二者択一なのか」の第二部です。幻の原稿となり公開されない予定でしたが、法案の提出が決まったので当時の私案として、ファン限定ですがあくまで私案として公開できる流…

【韓国】議会が人道犯罪処罰の為の施行法を制定(2007.11.23)

(ニューヨーク 30日)韓国議会が23日、国際刑事裁判所(ICC)に関する国内処罰法を制定していたことが、現地で入手した情報でわかりました。日本では殆ど報じられていませんでしたが、韓国系のYONHAPニュースだけが唯一、国内でも報じていました。現地でも…

【テロ特措法Q&A】小沢代表の発言の矛盾について(1)

以下は、本ブログでの一連の質問に対する私なりの見解をまとめたものです。 Q1: 民主党のホームページに以下の記事があります。 『小沢一郎代表 テロとの戦いの疑問に答える』 この中の発言で、それぞれ別の質問への答えですが以下のようにあります。 ①憲…

カンボジア:特別法廷が旧ポル・ポト派幹部4名を起訴

日本から外務省の野口元郎検事が判事として参加している(「ICC語録」でも紹介)カンボジアの特別法廷(ECCC)において、被告として裁かれる見通しの立った旧ポル・ポト派の主要な幹部の一覧が明らかにされました。Yahoo!ブログの新機能により、上記記事のリ…

インドネシア:最高裁がアジア有力誌に名誉毀損で賠償金支払を命令

以前、犬塚議員を取材したRSF(国境なき記者団)の、ミシェール・テマン(Michel Teman)氏より、以下の記事が届きました。これは、国際司法の“発展”よりは“後退”を示す記事なのですが、これが世界の現状なのでそのままお伝えします。まずは原文を転載し、要…

【報告】(後編)ジャカルタICCディスカッション参加報告

冒頭挨拶を述べるLaksono下院議長 ICCを通じたアジアの連帯促進を呼びかける オープン・ディスカッションではユウォノ氏の講演(教授はステートメントを読み上げるのではなくスライドを使用して“講演”を行った)を中心に議論が行われたのだが、その中でICCに…

【報告】(中編)ジャカルタICCディスカッション参加報告

問題人物のユウォノ氏─左 会議に“点火”する問題人物の暗躍 ●パネルディスカッション(続き) 興味深かったのは次のスピーカーで、唯一インドネシアの学会代表で出席したDr. Hikmahanto Juwonoという国際法の教授が、ICCにまつわる話として珍妙な指摘を行い、…

【報告】(前編)ジャカルタICCディスカッション参加報告

会議前の会場内の様子 国会のキーパーソンと政府代表がICC加盟へ向けて結束 (ジャカルタ 9日)地球規模問題に取り組む国際議員連盟(Parliamentarians for Global Action:PGA)の主催で『国際刑事裁判所の普遍性を高める為のキャンペーン~インドネシアに…

【報道】スクラップ:16日付の朝日新聞の社説

【社説】 国際刑事裁判 日本も加盟を急ぎたい 住民虐殺や人道に対する罪を裁く国際刑事裁判所(ICC)ができて5年。ようやく日本も加盟に動き出した。加盟承認を求める法案がこの国会に提出される。 すでに欧州の大多数を含め104カ国が加盟し、裁判所…

【インドネシア】一般法廷で軍人裁く軍事犯罪法制定へ

(会議が行われたインドネシア国会議事堂前) (ジャカルタ 10日)現地ジャカルタのホテルで無料配布される「じゃかるた新聞」という日本語新聞に、昨日インドネシア国会の下院本会議場で人権法務省政府代表から直接聞いた話のことについて具体的に書かれて…

【バングラデシュ】大統領が非常事態を宣言、人民は人権上の危機に直面

大統領が非常事態を宣言、人権、言動の自由損失の危機に 強制失踪禁止条約に関する問い合わせに答えてくれたベルギー在住のバングラデシュ人の同志から、本国の危機的な状況について報告がありました。 メーリングリストに寄せられた内容によると、同国のイ…

【検証】ICCは北朝鮮の拉致問題を裁けるのか

国際刑事裁判所(ICC)は北朝鮮の拉致問題を裁けるのか 日本海新聞によると、拉致被害者家族会の増元照明事務局長が、北朝鮮による拉致問題疑惑の解決に当たり、以下のように述べたそうですが、どうやらICCの権限について誤解があるようです。 「金正日の罪…

【訳文】首相国会答弁に対する反応への返信と追加報告

Re:【速報】安倍首相が日本のICC加盟のコミットメントを再確認 ベッキーさん、返信ありがとうございます。 実はこの日本では有名な慶應大学のイベントについては私たちも関わっており、メディア支援などで協力しています。このイベントのために各種メディア…

【英文】世界に配信した首相国会答弁に対する反応

今月19日に国際配信した首相国会答弁の報について、アジアにおける国際刑事裁判所(ICC)に関する運動の窓口となっているフィリピンの同志のベッキーさんから、23日にこんな反応がありました。 > Looks like you are on a roll. JNICC must be very busy …

【続報】フィリピン:現地同志から返信!─訳文(2006.02.27)

お待たせしました。現地フィリピンのCICC関係者から貰った返信の訳文です。 新聞で報道されないフィリピンの生の現状が伝われるかと思います。 以下がその訳文です。 ○○さんへ 心配してくれて本当にありがとう。こちらの状況はかなり緊迫しています。 フィリ…

【英文】「非常事態宣言に関するフィリピン人権擁護者連合の声明文」(2006.02.24)

No To Proclamation 1017 February 24, 2005 It is ironic that as we commemorated the 20th anniversary of the People Power Revolt that ended the tyranny of Ferdinand Marcos, the usurper at Malacanang chose to declare a state of national emerg…

【続報】フィリピン:現地同志から返信!─原文(2006.02.27)

現地フィリピンのCICC関係者からやっと返信が来ました! しかも一番連絡がとりたかった人物からです。 とにかく無事が確認できてよかった!! 以下、まずは原文です。 やはり大本営発表と真実はだいぶ異なるようです。しかし、これほどとは…。 Dear XXXXX…

【続報】フィリピン:しびれを切らして各地同志に打診(2006.02.28更新)

「24時間が勝負」と言い残した現地の同志の声もむなしく、結局事態は週末にも収束せず、依然フィリピンは緊迫した状態にあります。戒厳令にも等しい非常事態宣言はもちろん解除されておらず、軍の分裂は内外に明らかになり、アロヨ大統領の指導力を疑問視…