国際刑事裁判所(ICC)と日本 [はてな版]

人間の安全保障の発展に貢献する日本と世界の道筋と行く末を見つめます。

カンボジア:特別法廷が旧ポル・ポト派幹部4名を起訴

日本から外務省の野口元郎検事が判事として参加している(「ICC語録」でも紹介カンボジアの特別法廷(ECCC)において、被告として裁かれる見通しの立った旧ポル・ポト派の主要な幹部の一覧が明らかにされました。Yahoo!ブログの新機能により、上記記事のリンクから詳細を辿ることが可能です。お試しください。(詳しくはコチラ

カンボジア特別法廷(ECCC)は、司法管轄権などの主権の絡みからカンボジア政府が国連単独での設置を認めず、国連とカンボジア政府による共同設置となった珍しいケースです。この特別法廷の設置と運営に、日本は深く関わっており、前述のように判事まで輩出しております。ECCCはまさに国際社会の英知によって成り立っており、こうした国際的な司法機構が機能し始めているというニュースは、国際司法の発展を裏付けるものです。日本が、この国際的な取組みの中で主導的な役割を果たしているということには、いち国民として誇りに感じます。