国際刑事裁判所(ICC)と日本 [はてな版]

人間の安全保障の発展に貢献する日本と世界の道筋と行く末を見つめます。

2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

解説「APIC(特権免除協定)」とは(2013.01.23更新)

国際刑事裁判所の特権及び免除に関する協定(APIC) Agreement on Privileges and Immunities of the Court http://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/b/b8/ICC-APIC-states-and-signatories.png 署名・批准状況(2013年01月現在) ●発効:200…

【コンゴ】予審第一法廷、24日に公開審問を予定

ルバンガ裁判のICC予審第一法廷、24日に審問を予定 20日付けで国際刑事裁判所の広報室(ICC-CPI)が発表した内容によると、ICCの予審第一法廷は24日(月曜)、ルバンガ裁判に関する手続き等を審議するための公開審問を開くそうです。 2006年6月…

【資料】国際刑事裁判所(ICC)議員連盟役員人事(2006.04.14採択)

以下は、2006年4月14日に発足した自民党有志による『国際刑事裁判所(ICC)議員連盟』の設立総会の役員人事で採択された役員人事一覧(五十音順)です。 国際刑事裁判所(ICC)議員連盟役員人事 会長 高村 正彦 副会長 伊藤 公介 臼井日出男 衛藤征士…

【資料】国際刑事裁判所(ICC)議員連盟設立趣意書(2006.04.14採択)

以下は、2006年4月14日に発足した自民党有志による『国際刑事裁判所(ICC)議員連盟』の設立総会で採択された議連設立趣意書の全文です。 設立趣意書 国際刑事裁判所(ICC)とは、国際社会にとって最も深刻な罪(集団殺害(ジェノサイド)、拷問・レ…

自民・国際刑事裁判所議連は07年批准を目指して要望書提出

14日に開かれた議員連合設立総会の模様 自民ICC議連は2007年批准を目指して要望書提出の構え 14日付けの速報を訂正する理由となる嬉しい誤算が発生していたことが今日、JNICC(解説)の関係者とのやりとりで明らかになりました。議連発足に…

お知らせ:当ブログがYahoo!登録サイトとなりました!(2006.04.16)

ブログ「国際刑事裁判所と日本」がYahoo!登録サイトに お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、先週末を持ちまして、当ブログ「国際刑事裁判所と日本」がYahoo! JAPANの検索の登録サイトとして「国際機関」カテゴリに正式に掲載されることになりました…

【ハーグ】ICCとEU、協力支援協定に調印(2006.04.10)

国際刑事裁判所と欧州連合が支援協力協定に調印 国際刑事裁判所(ICC)と欧州連合(EU)は2006年4月10日、「協力と支援に関する協定」を締結。その調印式がルクセンブルグで行われ、ICC側からは同裁判所所長のフィリップ・キルシュ判事が、EU側から…

自民党がICC議員連合を立ち上げ(2006.04.18更新)

日本初のICC議員連盟がついに発足 国際刑事裁判所(ICCへの日本の早期加入を支持する自民党の『自民党有志によるICC勉強会』(関連記事一覧)は最後の勉強会からちょうど1カ月が過ぎた2006年4月14日、勉強会を解散し新たに『ICC議員連盟…

解説「ICCの機構─③a検察局(組織)」(2012.06.17更新)

ICCの機構─検察局(The Office of the Prosecutor) 以下は、国際刑事裁判所(ICC)公式サイトでの「検察局(The Office of the Prosecutor)」の説明、および補足として同サイトの検察官(The Chief Prosecutor)、捜査担当次席検察官(Deputy Prosec…

解説「ICCの機構─②裁判所長会議」(2011.04.09)

ICCの機構─裁判所長会議(The Presidency) www.icc-cpi.int 以下は、国際刑事裁判所(ICC)公式サイトでの「The Presidency(裁判所長会議)」の説明をJNICC勝見が独自に翻訳したものを、外務省の正訳公開に伴い新たに再編成したものです。この部門に…

解説「ICCの機構─①c上訴裁判部」(2011.04.09更新)

ICCの機構─上訴裁判部(The Appeals Division) www.icc-cpi.int 以下は、旧ICC公式サイトでの「上訴裁判部門(Appeals Division)」の説明をJNICC勝見が独自に翻訳したものを、外務省の正訳公開に伴い新たに再編成したものです。この部門に関する厳密…

【規則】予審裁判部に関する証拠手続き規則の第115条

手続規則第115条(Rule 115) 第57条3項(d)に基づく締約国領土内での証拠の収集 (Collection of evidence in the territory of a State Party under article 57, paragraph 3 (d)) 1. 検察官が、第57条3項(d)の規定が適用されると判断する場合、検察官は…

【概要】中国ICCアジア地域専門家会議(2006.04.11)

写真:ファン登録された方だけに公開。中国ICCアジア会議での女性参加者勢ぞろいの写真です。こうした活動には女性の数が圧倒的に多いことが見て取れると思います。 以下は、中国の貴州省貴陽市で開かれた、北京師範大学の王秀梅助教授主催の①「国際刑事…

投票:『ICCに関する意識投票アンケート』設問追加のご案内(2006.12.13更新)

2006年4月7日付け、10日付け、12月13日付けで、投票アンケートに合計“4問”設問を追加しました。簡単な意識調査ですので、軽い気持ちで直感でご参加ください。またコメントやご感想などありましたら投票後に「コメント」をクリックして残して頂ければ幸いで…

【語録】ICC運動家の言葉(1)─ミャンマー

正義と平和の両立の難しさ 平和の目的とは、全体の安定を得ることにある。 正義の目的とは、個人の権利の保護や被害者の救済にあり、 長期に渡ってこれらを継続することにある。 しかし、平和のために正義を犠牲にするようなことがあってはならない。 (We c…

【語録】現役ICC幹部の言葉(1)─ICC主席検察官

ICCが目指す理想の形 ICCの本来の目的は、各国自身による重大犯罪の処罰を促進し、 同時にICCの存在がその種の犯罪の抑止力となることである。 究極的にはICCが扱う事件が1件もなくなることが理想だ。 国際刑事裁判所 主席検察官 ルイス・モレ…

【語録】現役官僚からの提言(2)─外務省国際法局付検事

日本が国際刑事裁判所(ICC)に主体的に参加するための形 第一の形 資金面の拠出 我が国の分担率は国連通常分担率に関して定められた一カ国の分担率の上限である22%に達し、現在訳18%のドイツを抜いて最大拠出国となる。大国の多くが未加盟のため予算面…

【語録】現役官僚からの提言(1)─外務省国際法局付検事

日本が国際刑事裁判所(ICC)に加盟する意義 第一の意義 第一の意義は、不処罰の文化を許さないという決意を国際社会に対して明確に表明することである。法治国家を自任し武力による紛争解決を拒絶する我が国として、ICCに加盟することはごく自然な行動で…

第6回「自民党有志によるICC勉強会」報告(2006.03.14)

議連結成を決意した勉強会のコア・メンバーの面々 自民党有志による第6回ICC勉強会が、3月14日午前8時より自民党本部リバティ2会議室で行われ、本人9名、代理43名の議員が出席した。(世界連邦日本国会委員会からの本人出席は高村正彦氏、愛知和…

【要旨】中国ICCアジア地域専門家会議での報告内容(2006.04.05)

写真:ファン登録された方だけに初公開。中国会議で小地域プレゼンを行っている場面です。 以下は、ファン登録して下さっている方々のみに公開する、中国の貴州省貴陽市で開かれた、北京師範大学の王秀梅助教授主催の①「国際刑事法ワークショップ」と、同市…

解説「ICCの機構─①b第一審裁判部門」(2011.04.09更新)

ICCの機構─第一審裁判部門(The Trial Division) www.icc-cpi.int 以下は、旧ICC公式サイトでの「第一審裁判部門(Trial Division)」の説明をJNICC勝見が独自に翻訳したものを、外務省の正訳公開に伴い新たに再編成したものです。この部門に関する厳…

【シエラレオネ】ICCに裁判場所提供を要請?(2006.03.30)

国連のシエラレオネ特別戦犯法廷がICCに裁判所貸与を要請? *リベリアのテーラー元大統領を収監しているシエラレオネ特別法廷はこのたび、国際刑事裁判所およびオランダ政府に対し、フリータウンで元大統領の裁判を実施するのは安全面で問題があるとし、…