国際刑事裁判所(ICC)と日本 [はてな版]

人間の安全保障の発展に貢献する日本と世界の道筋と行く末を見つめます。

#アフリカ情勢

【リビア】国際刑事裁判所、予審裁判部が逮捕状発行を承認(2011.06.27)

2011年6月27日 報道資料 ICCがリビア政府関係者3名に対する逮捕状の発行を決定 何が:2011年6月27日、国際刑事裁判所(ICC)の予審裁判部第一法廷は、2011年2月15日以降、リビアにて発生した人道に対する罪の疑いで、以下の3名に対する逮捕状を発行した。 ム…

【リビア】ICC検察官、安保理決議1970に基づく捜査開始を表明(2011.03.03)

2011年3月3日 報道資料 ICC検察官がリビアに対する刑事捜査の開始を発表 リビアが六番目の捜査案件に 何が:2011年3月3日、国際刑事裁判所(ICC)のルイス・モレノオカンポ検察官は、リビア国内における最近の情勢について初期調査を行ったところ、犯罪が行…

【出演】3/30BS朝日『ニュースの深層』でリビア情勢についてトーク

■番組内容 3/30(水) リビアへ武力介入 市民を保護するために ゲスト:勝見貴弘(世界連邦運動本部執行理事) 司 会:土井香苗(ヒューマン・ライツ・ウォッチ東京ディレクター) 緊迫した局面を迎えているリビア情勢。 反政府勢力を抑えるために 自国民に…

【ダルフール】集団殺害罪の不適用を不服としてICC検察官が上訴

上記ニュースのように国際刑事裁判所(ICC)への対抗姿勢を強めるスーダン政府側ですが、スーダンに関する独立系メディア(仏)の報道として、スーダントリビューン紙(ST)によると、モレノオカンポ検察官は、ICC予審部によるジェノサイド罪(集団…

【ダルフール】緊急投票!現職国家元首の訴追をどう思いますか?(転載歓迎)

2009年3月4日、国際刑事裁判所(ICC)の予審裁判部はスーダンの現職国家元首であるオマル・ハッサン・アーメド・アル=バシル大統領に対する逮捕状の発行を決定しました。貴方はこの判断をどう思いますか? 国際刑事裁判史上に残るこの重大な決定は、国内の…

リンク:ICCの訴追案件③bスーダン(2009.03.06)

ICCによるスーダン共和国の訴追案件(バシル案件)に関する総合報道リンク集 http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/92/Darfur_map-ja.png/223px-Darfur_map-ja.png スーダン共和国(出典:Wikipediaコモンズ) 2009年3月4日(バシル現…

【コンゴ】国際刑事裁判所(ICC)、設立後初の公判が開かれる

2009年1月26日、ハーグの国際刑事裁判所(ICC)でコンゴ公判がいよいよ始まりました。 これに伴い23日、ICCはプレスリリースを発出。 国際法史上初となる被害者参加型の国際刑事裁判が、遂に幕を開けました。 ちょっとプレスリリースを要約している時間はな…

【ダルフール】バシル大統領への逮捕状発行に関する専門家の洞察

以下は、ダルフール情勢に関するトラックバック先の記事(7月15日付)について、国際刑事法の専門家であるJNICCのメンバーが事態の進展への期待の洞察とともに「なぜいま、このような形で」という疑問を率直に提起したものをまとめたものです。 公開するまで…

【ダルフール】ICC検察官、バシル大統領への逮捕状を請求(詳報)

スーダン・ダルフールの案件で新たに訴追を行う件について、国際刑事裁判所(ICC)のモレノオカンポ検察官は14日午後、定刻どおりに記者会見を開きました。CICC・国際NGO連合がその内容についてメディア・アドバイザリーを公開したので以下、抄訳します。また…

【ダルフール】AP通信がICC検察官の安保理定例報告の内容を報道

ダルフール問題を専門に扱うAP通信のジョン・ヘイルプリン(JOHN HEILPRIN)記者が6日、ニューヨークの国連本部で行われたICCのモレノオカンポ検察官による国連安保理定例報告について、前回に引き続き記事を担当しました。定例報告は今回で7回目となります…

【中央アフリカ】コンゴ前副大統領をベルギーで拘束(2008.05.24)

AFP通信によると、中央アフリカ案件で大きな進展が見られたようです。コンゴ民主共和国の前副大統領でありコンゴ解放運動(MLC)元指導者であもるジャン=ピエール・ベンバ・ゴンボ(Jean-Pierre Bemba Gombo)被疑者(推定45歳)が24日、ブリュッセル近郊で…

【ハーグ】シエラレオネ国際戦犯法廷がテーラー被告の公判を再開(2008.01.07)

シエラレオネ国際戦犯法廷がICC施設内でテーラー被告の公判を再開 (ハーグ 7日)トラックバック先の記事にあるとおり、国際刑事裁判所(ICC)は、国連とシエラレオネ政府が共同で設置した「シエラレオネ特別戦犯法廷」に収監されていたリベリアのチャールズ…

【ダルフール】(訳)ICCと国連が直面する課題をAP通信が報告

国際刑事裁判所と国連が直面するダルフールの課題 原著:JOHN HEILPRIN、AP通信記者 訳・再編:JNICC勝見 (国連 2日)国際刑事裁判所(ICC)は、2週間に渡るその定例締約国会議の幕が開けた瞬間から、その信頼性を問われる局面を迎えていた。紛争に荒れるス…

【ダルフール】(原)ICCと国連が直面する課題をAP通信が報告

以下は、国際刑事裁判所(ICC)が抱えるダルフール事態の案件について、ニューヨークでの締約国会議の冒頭でバンキムン国連事務総長が行う予定のスピーチを取り上げたAP通信の記事です。 ダルフールの案件は、ICCのモレノオカンポ検察官による国連安保理での…

ASPギャラリー:シエラレオネ政府主催の広報活動に関する公聴会

別室で行われた締約国政府主催の広報活動に関する公聴会の模様(於・第6回国際刑事裁判所締約国会議)

ASPギャラリー:アフリカ事態指定国政府らとの非公式会合

別室での事態指定国政府らとの非公式会合の模様(於・第6回国際刑事裁判所締約国会議)

【ダルフール】予審裁判部が逮捕状を発行、全国連加盟国を拘束

ニューヨーク現地のCICC(国際NGO連合)本部でICCその他に関する会議を行った際に、スーダン・ダルフールの案件で重要な進展が見られたとの情報を得ました。CICCは早速メディア・アドバイザリーをWebに公開したので一部要約してご紹介します。 ICC JUDGES IS…

【コンゴ】ルバンガ氏に対する判断が決定、いよいよ公判へ

執筆中のウィキペディアへのエントリで要約しましたが、コンゴのルバンガ氏に対する公開審問の結果が発表されました。ウィキペディアからそのまま引用すると以下のとおりです。 1月29日、国際刑事裁判所(ICC)の予審裁判部第一予審法廷(PTC I)のクロード・ジ…

【コンゴ】ルバンガ氏に対する審問結果、近日発表

http://www.icc-cpi.int/library/cases/c0106_intro.jpg トマ・ルバンガ氏【奥】と公選弁護人のジャン・フラーム氏【手前】 (写真:ICC-CPI/Hans) ルバンガ氏の審問結果、29日に発表 (ハーグ 24日)国際刑事裁判所(ICC-CPI)の書記局によると、コンゴ民…

【訳文】「ルバンガ氏に対する公開審問が終了」─ICCニュースレター

国際刑事裁判所(ICC)書記局発行の機関紙である『ICCニュースレター』が、ルバンガ氏に対する公開審問の終了を報じました。法廷固有の表現が多く難しい内容でしたが全訳を試みてみました。法廷表現については自信がないので当該箇所の原文をカッコ付けで添…

【コンゴ】(英)ルバンガ氏に対する公開審問が終了、判断は29日迄に

国際刑事裁判所(ICC)書記局発行の機関紙である『ICCニュースレター』が、ルバンガ氏に対する公開審問の終了を報じました。法廷固有の表現が多く難しい内容でしたが全訳を試みてみました。法廷表現については自信がないので当該箇所の原文をカッコ付けで添…

リンク:ICCの訴追案件③aスーダン(2006.12.18)

ICCによるスーダン共和国の訴追案件に関する総合報道リンク集 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/sudan/image/map.gif スーダン共和国(出典:外務省) 最近1週間の報道から(2006年12月中旬以降) 〔海外〕 16日 (アラブ通信)International Criminal C…

【報道】ICC検察官、ダルフール訴追開始を宣言(米Democracy!Now)

28日のNGOとの非公式協議に参加したときのモレノオカンポ検察官 国際刑事裁判所、ダルフール事態の訴追を開始 国際刑事裁判所(ICC)は27日、スーダンのダルフール地域で戦争犯罪を犯したとされる被疑者たちについて近く訴追を開始すると発表した。ICC…

【コンゴ】OTPのリリースにハーグ市ポータルの詳細情報を補足

ハーグ行きを近日に控えてハーグ市のことをインターネットで調べていたところ、ハーグ市の公式ポータルサイト(一部日本語での閲覧可)で、国際刑事裁判所(ICC)の動きをつぶさに追っている「平和と法の街」という英語セクションを見つけました。これか…

【コンゴ】ICC検察官、ルバンガ氏訴追に関する証拠を提出(訳)

ICC初の公判となるか、検察官がルバンガ氏訴追に関する証拠を提出 オランダ、ハーグ 2006年11月9日 ICC-OTP-20061109-178-En 予備審問:児童徴兵の罪で武装勢力指導者に対する裁判実施の是非を決定 対象名: コンゴ民主共和国 案件名: 検察官対トマ・ルバ…

【コンゴ】予審法廷、予備審問で公判実施の是非を判断

ICC初の公判となるか、検察官がルバンガ氏訴追に関する証拠を提出 9日付けの国際刑事裁判所(ICC)検察局のプレスリリースによると、ICCの予審法廷は2006年11月9日、コンゴ民主共和国(DRC)の武装勢力指導者、トマ・ルバンガ被疑者に対する公判…

【ウガンダ】(下)現地メディアによる和平交渉責任者とのインタビュー(訳)

「ICCの逮捕状は交渉の強みになる」和平交渉の政府代表(下) しかしNduguさん、それでは「飴と鞭」の状況のように思えるのですが違いますか?ウガンダ政府は、片方では飴をやり、片方ではそれを取り上げたりしていませんか? そういった矛盾は一切ない。政…

【ウガンダ】(上)現地メディアによる和平交渉責任者とのインタビュー(訳)

「Arrest Warrants for Kony Are a Boost to Juba Talks」(2006年10月15日付けThe Monitor紙によるインタビュー)より 「ICCの逮捕状は交渉の強みになる」和平交渉の政府代表(上) 2006年10月16日 インタビュアー: Emmanuel Gyezaho(太字) インタビュー…

【ウガンダ】(下)現地メディアによる和平交渉責任者とのインタビュー(英)

But Ndugu, there seems to be a carrot and stick situation here. Is government not giving with one hand and taking back with another? There are no contradictions at all. Government went to the ICC because we were looking at a reasonable way…

【ウガンダ】(上)現地メディアによる和平交渉責任者とのインタビュー(英)

「ICCの逮捕状は交渉の強みになる、和平交渉の政府代表」(2006年10月15日付けThe Monitor紙)より Arrest Warrants for Kony Are a Boost to Juba Talks The Monitor (Kampala) INTERVIEW October 15, 2006 Posted to the web October 16, 2006 By Emmanuel…