「ICCの逮捕状は交渉の強みになる」和平交渉の政府代表(下)
しかしNduguさん、それでは「飴と鞭」の状況のように思えるのですが違いますか?ウガンダ政府は、片方では飴をやり、片方ではそれを取り上げたりしていませんか?ICCはどのように和平プロセスを補完しているのですか?
北ウガンダの問題が平和的に解決される見通しは?
見通しは明るいと思う。
しかし現在の交渉では、実体のない提案が双方を行き交っているだけだ。むしろ現段階に至っては、もはや交渉という体すら成しておらず、ただ単に双方の揚げ足取りに終始してしまっているくらいだ。このような意味のないやりとりが果たして北ウガンダにおける実体のある平和という形に帰結するか、疑問に思うことだろう。
しかし、いくつかの難関に直面しているからといって、それで交渉が停滞しているという証左にはならない。これまでにいくつか、目に見える成果を残しているし、具体的な進展も見られている。
まず停戦に漕ぎ着けたこと。これはひじょうに大きい。またLRAの指導部がウガンダ内の隠れ家から出てきたということ。これもひじょうに意味があった。さらに彼らがウガンダの地を離れたことも、ひじょうに大きな意味を持つ。
これらの点では、重要な進展が見られたといえるだろう。無論、他の側面でまだ進展が見られないことも多々あるだろうが。
しかし現在の交渉では、実体のない提案が双方を行き交っているだけだ。むしろ現段階に至っては、もはや交渉という体すら成しておらず、ただ単に双方の揚げ足取りに終始してしまっているくらいだ。このような意味のないやりとりが果たして北ウガンダにおける実体のある平和という形に帰結するか、疑問に思うことだろう。
しかし、いくつかの難関に直面しているからといって、それで交渉が停滞しているという証左にはならない。これまでにいくつか、目に見える成果を残しているし、具体的な進展も見られている。
まず停戦に漕ぎ着けたこと。これはひじょうに大きい。またLRAの指導部がウガンダ内の隠れ家から出てきたということ。これもひじょうに意味があった。さらに彼らがウガンダの地を離れたことも、ひじょうに大きな意味を持つ。
これらの点では、重要な進展が見られたといえるだろう。無論、他の側面でまだ進展が見られないことも多々あるだろうが。
たとえば?
たとえば反乱軍がOwiny-Ki-bulを離れ、その後Ri-Kwangbaにも集まっていないことだ。
停戦監視団は8月26日の停戦協定を延長することを提案したようですが、両者はこの提案を呑んだ?
現在、まさに協議中というところだ。
これまでの停戦の成果がどれほどのものかを確認しなければならない。その後で、どのように改善するかなどについて再び合意しなければならない。
これまでの停戦の成果がどれほどのものかを確認しなければならない。その後で、どのように改善するかなどについて再び合意しなければならない。
平和協定は、反乱軍がOwiny-Ki-bulやRi-Kwangbaに再集結するきっかけにしかならないとお考えですか?
時間は本質的な問題ではない。もっと時間が稼げれば、反乱軍が優位になるわけではないのだ。我々は、彼がなぜOwiny-Ki-bulを離れたのかを分析している最中だ。一方で、信頼醸成のための他の手段も考えているところだ。
政府は延長に賛成していると?
勿論だ。停戦協定がやっと結ばれたのだから、これを継続したい。紛争の再発は望んでいない。むしろ、この協定をより強化し、紛争を永続的に凍結する完全な和平協定のもとで正式な停戦に発展させたいと思っている。言ってみれば、今回の停戦協定は最終的な和平協定に到達するための1ステップに過ぎないのだ。