国際刑事裁判所(ICC)と日本 [はてな版]

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解説「ICCの機構─②裁判所長会議」(2011.04.09)

ICCの機構─裁判所長会議(The Presidency)

以下は、国際刑事裁判所(ICC)公式サイトでの「The Presidency(裁判所長会議)」の説明をJNICC勝見が独自に翻訳したものを、外務省の正訳公開に伴い新たに再編成したものです。この部門に関する厳密な規定については、ローマ規程の第38条を参照してください。
 
裁判所長会議は、ICCを構成する4部門のうちの一つで、①裁判所長②裁判所第一次長③裁判所第二次長の'3名の代表から構成されます。これらの代表はすべて、18名の判事全員の過半数の投票により選出されます。任期は3年で再選可能です。裁判所長会議に所属する判事は全員常勤扱いとなります。

 

裁判所長会議は、ICC全体の適切な運営に関する一切の責任を任されています。ただし、独立部門である検察局(Office of the Prosecutorについては、両者が関わる事項についてのみ、検察官の承諾を得た上で管理を統括することができます。

 

2009年3月11日、当時の17名の判事がローマ規程第38条に基づき、裁判所長会議の幹部役員を選出しました。(現在の人員:ウィキペディア