「ICC」語録
沈黙は犯罪の拠り所でしかない Silence has never helped or protected victims. It only helps the criminals. 被害者にとって沈黙は助けることにも守ることにもならない。 助かるのは犯罪者だけである。 国際刑事裁判所 主席検察官 ルイス・モレノオカンポ…
ICCは国際刑事裁判システムの中核的な存在である "The ICC has already established itself as a centerpiece of a system of international criminal justice." 「国際刑事裁判所は既に、国際刑事裁判制度の中核としてその存在を確立している」 潘基文国連…
日本の批准はICCの新たな幕開けを意味する “Japan’s ratification is a major endorsement of the ICC and the new system of international criminal justice established by the Rome Statute. Japan is an important world power; we hope its decision w…
国際刑事裁判所の理念の根底にあるのは人間の安全保障 常設の国際刑事裁判所設立の根底にあるのは、人間の安全保障の理念そのものである。 平成19年4月13日 民主党参議院議員 犬塚直史氏 「国際刑事裁判所ローマ規程」および「国際刑事裁判所に対する協力等…
国家外交責任者からの〝お願い〟 ここで、国際社会における「法の支配」の確立に向け期待される役割を果たすため、一つお願いがございます。国際刑事裁判所へ我が国として加盟するため、今国会で、関連条約の締結につき、御承認いただきたいと思います。また…
ICCは個々の犯罪を扱う裁判所ではない ICCは個人を裁く裁判所ではあるが、ICCが扱う犯罪は個人が犯した個々の罪ではなく、大規模かつ体系的に行われた犯罪の構成員としての個人がその対象として裁かれる裁判所なのである。 国際刑事裁判所 予審裁判…
国家指導者としてのコミットメントの表明 国際社会における深刻な犯罪を防止をする、そうした犯罪に対する対策のために、また国際の平和と安全のために、日本はこの国際刑事裁判所、ICCを一貫して支持をしてまいりました。また、現在、関係省庁で必要な国…
ICCに対する理解を広める必要性 正義が正義たる所以は、正義が行われていることを確認できることにある。 ICCの存在、その役割と活動に対する理解を、もっと広げなければならない。 日本のICC加盟方針を歓迎 加盟国の少ないアジアで、いくつかの国…
法の支配の確立は世界の安定と日本の安全保障に直結する 人道上許しがたい罪の不処罰を許さない枠組みをしっかりさせることは、 国境を越えて法の支配を確立し、ひいては国際の安定、 わが国の安全保障に直結することは当然だ。 民主党参議院議員 犬塚直史氏…
和解は強制されるものではない Reconciliation can solve problems. However, it cannot be forced. 和解は問題を解決しうるが、強制されるものではない。 アムネスティ・インターナショナル 国際刑事司法プロジェクト次席法律顧問 ジョナサン・オドノヒュー…
正義と平和の両立の難しさ 平和の目的とは、全体の安定を得ることにある。 正義の目的とは、個人の権利の保護や被害者の救済にあり、 長期に渡ってこれらを継続することにある。 しかし、平和のために正義を犠牲にするようなことがあってはならない。 (We c…
ICCが目指す理想の形 ICCの本来の目的は、各国自身による重大犯罪の処罰を促進し、 同時にICCの存在がその種の犯罪の抑止力となることである。 究極的にはICCが扱う事件が1件もなくなることが理想だ。 国際刑事裁判所 主席検察官 ルイス・モレ…
日本が国際刑事裁判所(ICC)に主体的に参加するための形 第一の形 資金面の拠出 我が国の分担率は国連通常分担率に関して定められた一カ国の分担率の上限である22%に達し、現在訳18%のドイツを抜いて最大拠出国となる。大国の多くが未加盟のため予算面…
日本が国際刑事裁判所(ICC)に加盟する意義 第一の意義 第一の意義は、不処罰の文化を許さないという決意を国際社会に対して明確に表明することである。法治国家を自任し武力による紛争解決を拒絶する我が国として、ICCに加盟することはごく自然な行動で…