国際刑事裁判所(ICC)と日本 [はてな版]

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第6回「自民党有志によるICC勉強会」を開催(2006.02.10)

第6回自民党ICC勉強会開催

昨年12月15日(火)に、ブルーノ・カターラICC書記官を招いて開かれた「第5回 自民党有志によるICC勉強会」の成功を受け、国際刑事裁判所問題日本ネットワーク(JNICC:本部東京)はこのモメンタムを活かして与党と政府各省庁の関係者とのパイプをさらに強くし、ICC条約への早期批准に向けた具体的な議論と協議を加速すべく、あまり間が空かないうちに第6回目となる自民党勉強会を今年3月に開催することを前回の定例会合で決定いたしました。

以下は、その決定を受けて各議員に宛てて作成された案内状の転載です。

第6回 ICC(国際刑事裁判所)勉強会のお知らせ

 政務御多端の折、ますますのご清栄のことと存じ上げます。
 勉強会も回を重ね、ICCの意義、概要などについては十分浸透して参りました。
 昨年、12月の勉強会では、外務省と法務省の担当官から、国内法のうち重要なものは整備され、残す課題は細部の法整備と、加入後の分担金の問題であることが説明されました。そして、2009年に開催されるローマ規程見直しの検討会議には日本も締約国として参加したいという担当官の希望も語られました。それに間に合わせるのであれば、2006年の通常国会において、手続き法に関する法整備や予算のめどをつけておかなければなりません。その意味でも、本年は重要な年であるといえます。
 何としても、日本が2007~2008年までにはICCへ加盟する流れを作り出したいと考えております。そこで今回の勉強会では、再び関係省庁(外務省と法務省)の担当官を招き、ICCに対する政府のスタンスと、解決しなければならない問題点について聞き、そのうえで早期加入に向けた具体的な取り組みをするためのこの会の今後の方針を検討したいと考えております。
 各先生方におきましては、お忙しいことは十分に承知しておりますが、何卒ご出席くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

第6回 自民党有志によるICCの勉強会
      日時: 3月14日(火) 午前8:00~9:00
      場所: 自由民主党本部 リバティー2会議室 (8F)
      講師: 外務省国際法国際法課課長 秋葉剛男氏
          法務省刑事局国際課 国際刑事企画官 瀬戸毅氏
      座長: 衆議院議員 高村正彦