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【国連議員総会】設立運動アピール文改訳版

国連議員総会設立運動(CEUNPA)に関するアピール文(和文PDF)

国連議員総会設立への賛同の呼びかけ

われわれ人類は来るべき世代の生存と福祉を保証し、かつ地球のすべての生態系を保護するという課題に直面しています。ますます拡大する格差社会の問題や、大量破壊兵器の拡散、テロの脅威、そして地球全体の生態系の危機などの問題は、全人類が結束して解決すべき重大な課題です。

国連に対する評価を高め、国際社会の協力を確保し、その実効性を強化するためには、世界の市民がより効果的かつ直接的に国連や、関連諸機関の活動に関わるような仕組みが必要です。すなわち国連活動における市民参画の深化が認められるべきなのです。そのためには、世界のあらゆる国家・地域から市民の声が直接届くシステムを段階的に作り上げていく必要があります。

その不可欠な第一歩として、私たちは諮問的役割を担う国連議員総会の設立を提案します。この新しい機構は、国連憲章を改正することなく、国連、関連諸機関、各国政府・議会そして市民社会間の連携を実現する重要な役割を果たします。

国連議員総会は単に新しい制度というだけではなく、国際情勢に対する市民の意識や理解の変化を媒介する手段として、また国際システムと国際法のさらなる発展のための政治的触媒にもなり得ます。また国連の高邁な理想を実現し、積極的にグローバリゼーションを推進する能力の育成においても大いに貢献するものです。

国連議員総会は、その初期段階では各国の議員で構成されます。その後、段階的に、国連や関連諸機関における情報へのアクセス、参加、および統制を可能にする真に対等な権限が付与されます。最終的には、直接選挙制の導入を目指します。

私達は、国連および加盟国に対し、国連議員総会の設立を呼びかけます。人類共通の課題に取り組む、すべての市民、団体、および意思決定者に対して、私達は国連議員総会設立への賛同を求めます。